
「タロット占い」とは、“タロットカード”と呼ばれる道具を用いて行う占いです。
一説によると、タロットカードには古代エジプトより伝わる秘伝の知識が詰め込まれていると言われており、無作為に抽出したタロットカードが表す意味を解釈することで利用者の悩みへの回答を導き出します。
タロット占いでは、基本的にどのような相談内容でも対応できます。
実際に寄せられる相談内容には恋愛相談、キャリア相談、この先の人生について、など様々です。
しかし、占い師の解釈が強く反映される占いであるため、占い師によっては受け付けていない特定のジャンルを設けている場合もあります。
また、相談内容によって「使うカードの種類」と「スプレッドの種類」に得意分野が現れます。
それぞれタロット占いにおける専門用語となりますので、実際に占ってもらう前に基礎知識を理解しておくことで、私たちもタロット占いへの理解を深めましょう。
タロットカードには「大アルカナ」と「小アルカナ」と呼ばれるカードの種類があります。
大アルカナは、人生の転機となるような大きな出来事を占う際に用いられ、小アルカナは日常の小さな出来事を占う際に用いられます。
しかし、大だから安心、小だから物足りないというわけではなく、使い分けは単純に適性の問題です。
実際の占いの現場では相談の種類次第で「大アルカナだけ」もしくは「大アルカナ+小アルカナ」を使った占いが好まれています。
「スプレッド」とは、タロットカードの配置方法です。
タロットカードは無作為に抽出して内容を読み解きますが、無造作に置かれたカードから適当に選ぶわけではありません。
「フォーチュン・オラクル法」「ケルト十字法」「二者択一展開」など、スプレッドの種類は無数に存在します。
タロット占いは、カードの意味や解釈の方法を学べば自分で自分を占える方法です。
しかし、占い師の解釈によって導かれる回答が変わる占い方法であるため、自分を占う際はどうしても良い方向に解釈しがちです。
あえて他人に占ってもらうことで、冷静なタロット占いの結果を知ることができます。
タロット占いは、無作為に抽出したカードに記された内容を参考に、占い師の解釈をもって相談を解決に導く占いです。
そのため、占いには必然的に“偶然性”や占い師の“解釈次第”という個性が入り込んできます。
他の方法以上に占い師との信頼感が重要になる占いですので、「感覚的な部分に身を任せられる人」にとっては魅力的な占いになるのではないでしょうか。